[ 特集 ] Inverse Image Mosaicing
これまで Image Mosaicing 時に捨てられてしまっていた情報を活用することによって、
圧倒的な省力化を実現する事ができます。
まずは
こちら [ YouTube ] のビデオをご覧下さい:
備考:このビデオは 2008 年 3 月 7 日に SIGGRAPH Tokyo 主催で行われた CG GONG 2008 で
発表したものに説明テキストを加えたものです。
Inverse Image Mosaicing を用いると…
VFX が静止画ベースになるので:
- マスクの枚数が圧倒的に少なくなります:
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従来は動画の各フレームで必要だったものが、静止画ベースになるので
たった1枚で十分になります。
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例えば 24 コマ 5 秒のシーンの場合、120 コマ分のマスクが1枚になります。
この場合だと作業コストは 1/120 となります。
- 看板の差し替えなどの作業が1回だけで十分になります:
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こちらも各フレーム毎で必要だったものが、イメージモザイク上での差し替え作業になる為、
1回の差し替え作業で十分になります。
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またトラッキングベースの手法と異なり、静止画ベースの差替えメソッドとなるので、
絶対に差替えた画像がズレない&ブレません
(もともと1枚のイメージから動画を生成するので、ズレたりブレたりしようが無いのです…)。
- アニメーションの基準点がとりやすくなります:
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たとえカメラが動いているシーンであっても、VFX を行う場所はイメージモザイク上
− つまり静止画の上になります。
静止画の上で運動の連続性などを十分に吟味して、それから動画へ変換する事が可能になります。
いわば、これまでの作業領域が時間軸方向に沿ったものである事に対して、
空間的な領域での作業に変換されます。
説明ビデオでは触れていませんでしたが、
Inverse Image Mosaicing 時に
カメラの中間フレームを生成する事も可能です。
つまり、スローモーションやモーションブラーなども生成する事が可能です。
必要であれば Optical Flow データを生成する事も可能です(データフォーマット等に関しては相談させて下さい)。
このように Inverse Image Mosaicing という考え方を導入すると、
これまでの作業とは異なるレベルでの効率化を実現する事ができます。
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